いよいよ世界陸上が開幕しましたね!オリンピックを前にして、日本国内でも男子100mの9秒台やMGCなどがあり、陸上競技が盛り上がってきています。
そんな中の世界陸上とあって、注目している方も多いのではないでしょうか?
けれど、よくよく考えてみると
- 「今大会での日本人の注目選手は?」
- 「そもそもメダル候補はいるの?」
- 「せっかくだし海外の注目選手を知りたい!」
という声も多そうです。そこで今回は
- 世界陸上2019に出場する日本人の注目選手を紹介
- 海外の選手のプロフィールや見所などの詳細について
以上についてまとめていきます。オリンピック前年で盛り上がる世界陸上観戦の参考にしてみてください!
Contents
世界陸上2019の注目選手を一覧で紹介!
それでは、世界陸上に出場する日本人と外国人選手をの中でも、特に注目したい選手を紹介していきます!
日本人選手での注目は?メダル候補も複数!
それでは日本人の注目選手を見ていきましょう!
サニブラウン・アブデル・ハキーム選手/100m
- 福岡県北九州市出身
- 1999年3月6日(20歳)
- 身長190cm、体重83kg
- ベスト記録:9秒97
まずはこの方、日本の皆さんが注目しているのがサニブラウン選手ではないでしょうか?
ここにきて盛り上がっている男子100mを象徴する選手ですね。
日本記録の9秒97はもちろん世界で通用するタイムですが、まだ20歳ですし走るたびに強くなっている印象です。
2年前に日本選手権を10秒5で制した頃から、かなり安定感を増していて10秒0台はいつでも出せる感じがしますね!
これまで日本人選手は予選は通過するものの、準決勝で強い選手たちと一緒に走るとフォームを崩してしまい自己ベストから大きく離れるタイムで敗退ということが多かったように思います。
サニブラウン選手の最近の安定感であれば悪くても10秒0台前半でまとめあげ、決勝へという期待は十分にあります!
城山正太郎選手・橋岡優輝選手/走り幅跳び
城山正太郎選手
- 北海道函館市出身
- 1995年3月6日(24歳)
- 身長178cm、体重65kg
- ベスト記録:8m40cm
橋岡優輝選手
- 埼玉県さいたま市出身
- 1999年1月23日(20歳)
- 身長183cm、体重76kg
- ベスト記録:8m32cm
今年の8月、1つの種目で2度日本記録が更新されました。その種目とは男子の走り幅跳びです!
まず橋岡選手が8m32㎝という素晴らしい記録を出すと、その後に山城選手が8m40㎝のビッグジャンプ!この記録は今期の世界ランク1位に1㎝と迫る記録でした。
山城選手は社会人3年目、橋岡選手は日本大学の学生ですからまだまだ伸びが期待できそうです!
小池祐貴選手/100m、200m
- 埼玉県さいたま市出身
- 1995年5月13日(24歳)
- 身長173cm、体重75kg
- ベスト記録:9秒98(100m)、20秒23(200m)
小池選手も大注目です。ここではあえて200mで取り上げましょう!
100mで9秒98を出したことも記録に新しいですが、もともと200mが非常に強い選手。昨年のアジア大会では後半、粘りに粘って競り勝って優勝しています。サニブラウン選手に注目が集まる男子短距離陣の中でいま最も勢いがある選手だと思います!
池田尚希選手・山西利和選手・高橋英輝選手/20㎞競歩、勝木隼人選手・野田明宏選手・鈴木雄介選手/50㎞競歩
男子の競歩は出場選手団に注目しましょう!池田選手や勝木選手の様に世界ランキングでもトップクラスの選手も多いのが今の日本の競歩チームです。
競歩はマラソンと同じでチーム戦の要素もありますので、日本チームとして上位を導線してほしいですね!
木村文子選手/100mH
- 広島県広島市出身
- 1988年6月11日(31歳)
- 身長168cm、体重53kg
- ベスト記録:13秒03
前回のロンドン大会では世界陸上日本人初の女子100mHで準決勝に出場した木村選手。今大会で世界陸上は3大会連続の出場です。
2012年のロンドンオリンピックにも出場しており、国際経験豊富な選手です。
日本の女子選手団を引っ張る存在として、活躍してほしいですね。日本記録の更新にも期待がかかります!
岡田久美子選手/20㎞競歩
- 埼玉県上尾市出身
- 1991年10月17日(27歳)
- 身長158cm、体重47kg
- ベスト記録:1時間29分40秒(20km競歩)
男子で注目の競歩ですが、女子も注目です。
2016年リオオリンピックでは16位と惜しくも入賞には届きませんでしたが、2018年のアジア大会では見事に銅メダル。
今年6月にスペインで行われた国際大会では6位に入賞しており、調子は上がってきているのではないでしょうか。入賞の期待をしましょう!
鍋島莉奈選手/5000m・10000m
- 高知県須崎市出身
- 1993年12月16日(25歳)
- 身長156cm
- ベスト記録:15分10秒91(5000m)、31分28秒81(10000m)
【高知新聞6月26日の朝刊から】
山田高校出身の鍋島選手が女子5000で優勝 陸上の日本選手権https://t.co/Kkk12KRR5d#高知新聞 #陸上 #鍋島莉奈 pic.twitter.com/SncoNkF35m— 高知新聞 (公式)Kochinews (@Kochi_news) June 26, 2017
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2018年に3000mで日本歴代2位となる8分48秒を出した鍋島選手。
世界を相手にスピードが求められるトラックの中長距離種目ですから、この勢いで積極的についていくレースを見せてほしいですね!
日本の女子中長距離界の復活に向けて頑張ってほしいです!
男子4×100mリレー
具体的な選手ではないですが・・、男子4×100mリレーは圧倒的注目です。
小池選手、サニブラウン選手、桐生選手、白石選手でオーダーを組むと言われていますが、まさに歴史的金メダルを狙えるオーダーです!
ちなみにこれまで日本の男子短距離が世界で金メダルを取ったことはありません。そのメダルを初めて見られるかもしれないのがこの種目です。
ボルト選手がいたころに圧倒的だったジャマイカも今はそれほど強い選手がそろっているわけではないですし(もちろん強いですが、)、アメリカは強いですが伝統的にバトンが不安です。
イギリスやカナダもライバルとなりますが日本も十分勝負ができます。今大会の大注目と言えるでしょう!
外国勢の注目選手一覧はこちら!
日本人選手はもちろん注目したいところですが、世界記録を目指せるような外国人選手もたくさんいます。ここからは、外国人選手にフォーカスを当てて数名紹介していきます。
もちろん注目の選手や種目は他にもたくさんいるのですが、特に注目という選手を挙げてみました!
みなさんもぜひまずは予選を観戦しながら注目選手を見つけてみてください!
ディビネ・オドゥドゥル選手/ナイジェリア/男子100m
- ナイジェリア出身
- 1996年10月7日(22歳)
- 身長170cm、体重70kg
- ベスト記録:9秒86
サニブラウン選手を挙げたところで、ライバル選手の中で特に注目なのがこのオドゥドゥル選手。
サニブラウン選手が9秒97を出した全米大学選手権では9秒86でぶっちぎりの優勝を果たした選手です。
まだ若いのにスタートからゴールまで非常に安定感のあるフォームでした。大本命がいない100mを制するかもしれません!
モハメド・ファラー/イギリス/男子10000m
- ソマリア モガディッシュ出身(イギリス国籍)
- 1983年3月23日(36歳)
- 身長175cm、体重65kg
- ベスト記録:26分46秒57
今年5月にファラー選手が世界選手権のマラソン代表を辞退したとの報道がありました。
2017年まではトラック競技で圧倒的な強さを見せていたファラー選手。オリンピックでの金メダル4つ、世界選手権10000m4連覇中ととてつもない記録の持ち主です。
トラックに復帰となればまた素晴らしいレースを見せてくれるでしょう!
ケニア勢/男子3000m障害
選手個人はもちろんのこと、ケニアのお家芸と言われる男子3000m障害は注目してほしい種目です。
障害を飛び越えながら3000mを走るという非常に過酷かつ見ている方としては面白い種目なのですが、この種目ケニア勢が本当に強く、まさに全身バネの様な走りで他の国の選手を寄せ付けない強さを見せてくれます。ぜひケニア勢に注目して見てほしいです!
ダフネ・シパーズ選手/オランダ/女子200m
- オランダ出身
- 1992年6月15日 (27歳)
- 身長179cm、体重68kg
- ベスト記録:21秒63
2015北京、2017ロンドンと200mを連覇。
2016リオ五輪でも銀と世界トップの実力を誇るシパーズ選手。100mも注目ですがやはり彼女は200mの選手ですよね。今大会でも出場したら持ち味である力強い走りを見せてくれるはずです!
そもそも世界陸上の日程は?どんな種目があるの?
世界陸上2019は、中東カタールのドーハにて2019年9月27日(金)~10月6日(日)の期間に行われます。
日本では毎回お馴染みのTBS系列で地上波中継もされますよ!
種目については、男子が
100m、200m、400m、800m、1500m、5000m、10000m、マラソン、110mハードル
400mハードル、3000m障害、20㎞競歩、50㎞競歩、4×100mリレー、4×400mリレー
走り幅跳び、走高跳、棒高跳び、三段跳び、砲丸投げ、円盤投げ、ハンマー投げ、やり投げ、十種競技
これらの24種目あります。一方の女子は
100m、200m、400m、800m、1500m、5000m、10000m、マラソン、100mハードル、
400mハードル、3000m障害、20㎞競歩、50㎞競歩、4×100mリレー、4×400mリレー、
走り幅跳び、走高跳、棒高跳び、三段跳び、砲丸投げ、円盤投げ、ハンマー投げ、やり投げ、七種競技
上記の24種目です。そして男女混合競技である4×400mリレーを加えて、合計49種目となります!
まとめ
2019世界陸上の注目選手についてまとめてきました!
今大会、私が一番注目する選手はサニブラウン・アブデル・ハキーム選手です!
9秒97の日本記録を持つサニブラウン選手は若干20歳。まだまだ戦っていくうちに伸びていくでしょう。
近年かなり安定的に10秒0台を出せているというのも強い証拠ですし、決勝進出に期待です!
他にも男子幅跳びの山城選手、橋岡選手、男女競歩チームも注目です。
さらに何より注目なのが、小池選手、サニブラウン選手、白石選手、桐生選手の男子4×100mリレーです。歴史的な金メダルが見られる可能性のある種目です!
外国勢では男子100mのディビネ・オドゥドゥル選手(ナイジェリア)に特に注目しています。全米学生選手権でサニブラウン選手をもぶっちぎって優勝した選手です。
9秒86はすでに世界トップクラスですが、走りも安定していて今後も記録を伸ばしてくると思います!
他にも男子長距離のモハメド・ファラー選手や男子3000m障害のケニア勢、女子短距離のシパーズ選手などに注目してほしいです。
ちなみに世界陸上はドーハで行われ、2019年9月27日(金)~10月6日(日)の日程で全49種目で熱戦が繰り広げられます!
今回の世界陸上はオリンピックの前年とあって、これまで以上に熱い戦いが見られるでしょう!特に地元で開催を控える日本勢の活躍に注目ですね。