2019年9月から10月にかけての約10日間、中東カタールのドーハにて世界陸上が開催されています。今回はオリンピックの前年とあって、特に盛り上がっていますね!
初日である9月28日には早速女子マラソンも行われ、谷本選手が見事入賞していました。
先日のMGCも大いに盛り上がりましたし、過去にも世界陸上では男女の日本人選手が活躍してきた種目です。
ただ女子のレースを見ていると非常に過酷な気候なのがこの大会の特徴。
コースは1周7キロを6周する周回コースとなっており、海沿いですが風の影響はあまりなさそうで、高低差についてもアップダウンのほとんどないフラットなコースなようです。
ただ特徴的なのが、現地時間23:59スタートという深夜のレースになっていること。
開催地のドーハは日本の夏のような気候で、レース開催時である深夜であっても気温は30度超えで一部報道では「サウナのような暑さ」という情報もありました。
とはいえ、
- 「マラソンは具体的にはどんなコースを走るの?」
- 「コースの特徴や高低差について、画像でわかりやすく確認したい」
こんなお声もあると思います。そこで今回は世界陸上2019「男子マラソン」についての
- コースについての紹介
- 高低差はどのぐらいあるのか調べた結果のまとめ
- ドーハの気温や選手に与える影響について
これらについてまとめていきます。男子マラソン観戦時の参考にしてみてください!
Contents
世界陸上2019男子マラソンのコース特徴や高低差は?
それでは早速、世界陸上2019の男子マラソンについて、コースの特徴や高低差などについて見ていきましょう!
マラソンは周回コースで行われる!上手なレース運びとは?
こちらが今大会のマラソンコースです!
https://pbs.twimg.com/media/EEjCT0DUcAANYkL.jpg
かなり特徴的なコースではありますが、1周7キロを6周する周回コースとなっています。
地図を見ると海沿いのように見えますが、女子マラソンをみている限り海沿いのコースにありがちな風の影響は内容でした。
また周回コースということで、先を行く選手や後続の選手と何度もすれ違う場面がテレビに映っていましたね。
入賞した谷本選手は前を行く選手を1人1人捉えていきながらそ戦略で、この特徴を上手に利用していましたが、逆に追われる側であればプレッシャーとなってしまうかもしれません。
周回コースならでわの特徴を上手に生かした選手が有利になると言えると思います!
高低差はどのぐらい?
コースの高低差についての情報が調べても出てこなかったので、実際にGoogleマップで調べてみました。
見ての通り、アップダウンがほとんどないフラットなコースなようですね!
ただ高低差はないものの、コースの幅はかなりある様子でした。
女子マラソンでは、ひとり旅になる選手も少なくなかったので、そのあたりの戦術も重要になってきそうですね。
カタールの暑さがヤバイらしい
今大会の開催地はカタールのドーハです。中東の国ですからマラソンには重要な気候はどうなのかなと思い調べました。
まず気温ですが、9月~10月の時期のカタールの平均気温は30度~35度くらいのようです。
わかりやすい例えとしてカタールの気候は「日本の夏くらいの暑さ」との情報もありました。
ただし現地時間では夜のレースとなります。炎天下の中を走るよりはよいコンディションでレースができそうですが、、実際に女子マラソンを見た限りではそうではないようです。
9月28日に行われた女子のマラソンは、気温32.7度、湿度73.3%と厳しいコンディションの中で始まりました。
全体的にスローペースでしたし、上位に入ったアフリカ勢の選手は軒並み2時間20分を切るタイムを持っていましたがゴールタイムは2時間30分以上。いかにハードなせめぎ合いだったかが想像できますね。
その中で7位に入賞した谷本選手は、全体がスローペースな中で前半はそれよりもスローに持ち込み体力を温存。レース中盤から徐々に追い上げていき入賞という結果になりました。
もちろん地力が必要なのは言わずもがなですが、男子日本代表の選手にも戦力と狙い(谷本選手の場合は入賞狙いのレース運びでした)をしっかり定めたレース運びが鍵となりそうです。
ちなみに今回出場予定の川内優輝選手のツイッターに、コースについての写真などが載っていました。
日中は乾燥しているので喉がカラカラになり、暑さと直射で汗をかきますが、夜は喉はカラカラにはならないのですが、大量の汗をかくこと、風がそこそこ吹いていて、草木に水をまいている時には冷風が感じられました。
いずれにしても、昼と夜で全く質の違う暑さでした。#ドーハ世界陸上 pic.twitter.com/gaFvMtToFm
— 川内 優輝 Yuki Kawauchi (@kawauchi2019) June 6, 2019
一部報道では「サウナのような暑さ」という言葉で表現されていました。かなり過酷で苦しいレース展開になることは避けられないようですね・・
男子マラソンの出場選手一覧
コースはもちろんですが、日本時間10月6日の5:59~に行われる男子マラソンには、
- 二岡康平選手/中電工
- 川内優輝選手/あいおいニッセイ同和損害保険
- 山岸宏貴選手/GMOアスリーツ
- 河合代二選手/トーネック ※補欠
これら3名の選手と1名の補欠が選出されています。
二岡選手は、世界選手権の選考レースでもあった別府大分毎日マラソンで自己ベストの2時間9分15秒で走り日本人トップの全体で4位に入賞しました。
駒沢大学時代に箱根でも活躍した選手ですが、社会人になってからの実績的にはまだまだこれからの選手です。
かつて公務員ランナーだった川内選手は、プロとして世界陸上に登場します。あの驚異的な粘りや全力を出し尽くす姿勢には見ているファンも心を奪われますよね。
これまで市民レースなども含め1年に何レースもこなしてきた川内選手ですが、プロとなり練習方法や時間にも変化がある中でどんなレースを見せてくれるのか非常に楽しみですね。
そして2018年の福岡国際マラソンで日本人4位の全体6位に入賞し、代表となった山岸選手。
その時の記録は2時間10分42秒と2018年は短期インターバルのレースで2時間10分台に揃えてきました。そういった安定感は世界陸上でも必ず活きてくると思います。
この3選手にも注目していきましょう!
まとめ
今回はカタールで行われる、世界陸上2019のマラソンのコースの特徴や高低差についてまとめてきました。
コースは1周7キロを6周する周回コースとなっており、海沿いですが風の影響はあまりなさそうです。
高低差については、調べた結果アップダウンのほとんどないフラットなコースなようです。
この大会のマラソンで特徴的なのが、現地時間23:59スタートという深夜のレースになっていること。
開催地であるカタールのドーハは日本の夏のような気候で、レース開催時である深夜であっても気温は30度超えで「サウナのような暑さ」という情報もあります。
女子では上位選手でさえ好タイムが出なかったので、男子マラソンも過酷なレースとなることは避けられないでしょう。
日本代表選手については
- 二岡康平選手/中電工
- 川内優輝選手/あいおいニッセイ同和損害保険
- 山岸宏貴選手/GMOアスリーツ
- 河合代二選手/トーネック ※補欠
これら3名と補欠が1名選出されています。
また自己ベストを大きく更新して勢いを持って臨む選手も多いので、さらに記録を伸ばし、メダルや上位入賞することを期待して応援したいと思います!