8月からは、待ちに待ったヨーロッパのサッカーリーグがスタートしていますね。
近年は日本人の活躍も目覚ましい、このヨーロッパリーグではありますが、もちろん各チームに世界的な名選手が揃っていることは言うまでもありません。
また、このページを見てくださっている方の中には、贔屓にしていたり、追いかけているチームがあると言う方も少なくないのではないでしょうか?
ただずっと見ていると、案外わからないことが順位やCLへの出場権、降格ルールについてなど。
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今さら順位についてのルールを聞けなくて・・
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ところでCL(チャンピオンリーグ)って何位まで出れるの?
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降格のルールは?
- そもそもセリエAってどんなリーグなの?
こんな疑問、一度は抱いたことありませんか?
そこで今回はそんな疑問を解消すべく
- イタリアセリエA2019-2020シーズンの全チームを一覧で紹介
- 順位決定方式について
- チャンピオンリーグに進める条件を解説
- 降格や昇格のルールについて
- セリエAの特徴を紹介
こういったことについてまとめていきます。今さら人に聞けないモヤモヤ解消に役立ててくださいね!
Contents
イタリア・セリエA所属の全チームを紹介
ではまず、2019-2020シーズンのセリエAに所属してるチームを紹介していきます。
セリエAは、前年までと同様に全20チームで構成されています。
具体的なチーム名は下記を参照ください!
- アタランタ
- ボローニャ
- ブレシア
- カリアリ
- フィオレンティーナ
- ジェノア
- インテル
- ユヴェントス
- ラツィオ
- レッチェ
- ミラン
- ナポリ
- パルマ
- ローマ
- サンプドリア
- サッスオーロ
- SPAL
- トリノ
- ウディネーゼ
- ヴェローナ
改めて見るとすごく豪華な顔ぶれですね!余談ですが私は、ミラノにあるミランとインテルを特に注目しています。ミラノダービーでもお馴染みですね。
また、この20チームの中で、ブレシア、レッチェ、ヴェローナの3チームが昨シーズン2部からの昇格チームとなります。
強豪チームはもちろん、昇格したチームの戦いぶりや降格争いにも注目です!
セリエAの順位決定方式を解説!
セリエAの順位決定の方式として、まず覚えておきたいのが対戦の仕方。
リーグ戦で行われますが、その内訳は、各チームがホーム・アウェイの2回総当たり戦を行い、勝利が勝ち点3、引き分けが勝ち点1、負けが勝ち点0が与えられます。
そしてもちろん、最終的には勝ち点が多いから順に順位がつけられていきます。
勝ち点が並んでしまっている!そんな時はどうなる?
順位はあくまで勝ち点が基準と書きました。しかしそれでも【勝ち点が並んでしまう】などのイレギュラーが発生する場合があります。
そのような場合の基本的な順位の決定基準は、下記のようなものになっています。
- 勝ち点
- 当該チーム間の勝ち点
- 当該チーム間の得失点差
- 当該チーム間の得点数
- 総得失点差
- 総得点
- アウェーゴール数
以上の1~7の順で順位を決定していきます。これだけ見るとややこしそうに見えるかもしれませんが、
順位決定方式についてはJリーグと同様です。他の大会でも同様の場合が多いので、覚えておくと便利かもしれません。
チャンピオンズリーグ(CL)の出場権はどんな基準で与えられるの?
リーグの優勝がかかっているので、もちろんそういった意味で順位は気になりますが、
もう一つ忘れてはいけないのはチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグへの出場権についてですよね!
これらへの出場権が与えられる基準はどのようになっているのでしょうか?ここでは、それを解説していきます。
まずチャンピオンリーグですが、セリエAからは4位までのチームにチャンピオンズリーグ出場権が無条件で与えられます。
そして5位と6位のチームには翌年のヨーロッパリーグの出場権が与えられることになります。
ちなみに前シーズンである2018~19シーズンは、チャンピオンズリーグ出場権争いが最終節までもつれ込んだので、記憶に新しいのではないでしょうか?
個人的な意見にすぎませんが、今シーズンもこのような壮絶な争いが繰り広げられる可能性は大いにあると思います。果たしてどうなるのでしょうか!?
2部降格のルールは?
上位のチームはチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグへの出場権が与えられる一方で、下位チームは2部への降格という厳しい条件もあります。
この降格ルール、基準としては全20チームのうちで、下位の3チームが自動的に2部リーグであるセリエBに降格となります。
そして逆にセリエBからは、そちらの上位2チームと3位~6位で争われるホームアンドアウェーのプレーオフを勝ち抜いた1チームの、合計3チームがセリエA昇格となります。
先にも書きましたが、今シーズンで言えばブレシア、レッチェ、ヴェローナが昇格組に当たりますね。
この降格・昇格ルールについては、J1リーグ、J2リーグの昇格・降格と同じようなシステムです。(ただしJリーグでは、J2プレーオフを勝ち抜いたチームがJ1の下位から3番目のチームと入れ替え戦を行う点が異なります)
Jリーグでも毎年盛り上がっていますが、セリエAであってもそれは同じ。この降格争いにも注目していきましょう!
セリエAのサッカーの特徴は?他のリーグと比べて違う点とは?
セリエAについての、細かなルールなどを中心に見てきましたが、最後にシーズンをより楽しむために、特徴についても触れていきたいと思います。
セリエAはイタリアならではの守備サッカーが魅力!
イタリアのサッカーと言えば「カテナチオ」と呼ばれる強固な守備戦術からのカウンターサッカーを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
「世界最強リーグ」と言われていた90年代ほどではないかもしれませんが、やはり今も戦術を重視し、組織で戦うチームが多いのは間違いありません。
それゆえ、FWはファーストDFとしての役割が求められ、サイドの選手も守備に奮闘する姿が見られるのはセリエAの特徴です。
言い換えると、徹底的に相手の良いところを消すサッカーと言えるでしょう。
他のリーグとも大きく異なるセリエA
セリエAは守備のリーグ、徹底的に相手の良いところを消すサッカーと書きましたが、その影響は他リーグから移籍したスター選手にも容赦無く襲い掛かります。
例えば1990年代〜2000年代に大活躍したジヌディーヌ・ジダン選手(ユヴェントス)。
当時世界最高のMFと謳われた彼であっても、「イタリアのサッカーは合わなかった」と言う様な発言を残しているほどです。
また「イタリアのDFの選手は幼いころから、DFラインを形成しながら、相手に合わせてどう動くかを徹底的に叩き込まれる」と、以前ザッケローニ元日本代表監督のインタビューで聞いたことがあります。
その様な個人や組織の最高レベルのディフェンスを見ることができるのは、他でもなくセリエAの面白いところですね!
90年台には「世界最高のリーグ」と言われていたセリエA、一時期はスキャンダル問題や財政難で苦しい時期がありましたが、近年はユヴェントスをはじめ、ローマやナポリがヨーロッパの舞台でも躍動しています。イタリアサッカーの復権にも注目ですね。
まとめ
今回は、イタリアのセリエAについて
- イタリアセリエA2019-2020シーズンの全チームの紹介
- 順位決定方式について
- チャンピオンリーグに進める条件
- 降格や昇格のルールについて
- セリエAの特徴や他のリーグと比較しての違い
これらについてまとめてきました。
セリエAは全部で20チームで争われます。
その中には、ミラノダービーでお馴染みのミランやインテルがあったり、2部から昇格してきたレシア、レッチェ、ヴェローナがあったりとで楽しみなシーズンになりそうですね。昇格組に当たりますね。
順位決定方式は基本的にはJリーグなどと同様に、各チームがホーム・アウェイの2回総当たり戦を行って、勝利→勝ち点3・引き分け→勝ち点1、負け→勝ち点0となり、勝ち点の総数によって順位が決まっていきます。
また、勝ち点が並んだ場合の基準ももちろんあります。
勝ち点によってつけられた順位は、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグへの出場権が与えられたり、はたまた2部への降格になったりを左右することになります。
ちなみに、4位までのチームにはチャンピオンズリーグへの出場権が、5位と6位のチームには翌年のヨーロッパリーグの出場権が与えられます。
そして下位3位のチームは自動的に2部リーグへの降格となります。
(逆に2部のセリエBからは、上位2チームと3位~6位で争われるホームアンドアウェーのプレーオフを勝ち抜いた1チームの計3チームがセリエA昇格)
いくつかあるヨーロッパリーグの中でもセリエAは「守備のリーグ」と言っても過言でないぐらいに、徹底的に相手の良いところを消すサッカーをします。
かつてはユヴェントスに所属していた、ジヌディーヌ・ジダン選手も合わなかったと言うほど、セリエAは徹底した守備リーグです。
だからこその楽しみ方はたくさんありますし、他のリーグになり特徴と言っても過言ではないでしょう。セリエAは2020年の5月までシーズンが続きます。
順位争いはもちろん、戦術の違いなどにも注目して長いシーズンを楽しんでいきましょう!