新外国人が入団すると何かと話題になりますが、2019年シーズンより巨人に入団する、新守護神候補のライアン・クック投手は、また別のことで話題になっています。
議論になっている理由は、背番号が高橋由伸前監督と同じ「24」を与えられたからです。
監督時代のみならず、選手時代から巨人に対して大きく貢献してきた高橋由伸の背番号を、あっけなく渡してしまったこの一連のことには賛否両論あり、ネットでも議論されています。
一番の論点は、何と言っても、実績を残せるほどの投手かどうかにあると思います。
そこで今回は、ライアン・クック投手が日本でどのぐらいの実績を残せるのか、メジャーでの実績をもとに予想していきたいと思います!
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ライアン・クック投手のプロフィール!オールスターにも選ばれたその実績は?
プロフィール
名前:ライアン・クック
生年月日:1987年6月30日生まれ(31才)
出身国:アメリカ合衆国
身長:188cm
体重:98kg
ポジション:投手
右投右打
経歴:ダイヤモンドバックス(2011)→アスレチックス(2012~2015)→レッドソックス(2015)→マリナーズ※AAA級(2016~2017)→マリナーズ(2018)→巨人(2019~)
メジャーで累計236登板!その実績は?
大学卒業とともに、ダイヤモンドバックスに入団したライアン・クック投手は、2011年にメジャー初昇格を果たします。
翌2012年にはアスレチックスに移籍し、中継ぎとして頭角を現し始めます。
移籍初年度の2012年は記録づくしの1年で、1イニング4奪三振の珍記録や、開幕から5月27日まで無失点を記録、オールスターに選出など、飛躍の年になりました。最終的には71試合に登板しています。
2013年も同じく71試合に登板。前年ほどの結果は残せていませんが、6勝4敗、防御率2.54、67奪三振、2セーブ、23ホールドを挙げています。
2015年からはレッドソックスに移籍。しかし、大乱調もあり9試合の登板に終わりました。内容も、防御率18.69と振るわない成績となっています。
2016年からはマリナーズに移籍しますが、故障が続きで思うような成績を残せていません。2016年オフにはトミージョン手術を受けています。術後はボールさえも持てない状態で、懸命なリハビリが続いたそうです。
2018年シーズンは、19試合に登板。4年ぶりの2桁登板となりました。内容も、2勝1敗、防御率5.29、23奪三振、0セーブ、5ホールドとなっており、ここ数年の成績を比較すると復活の兆しは見えていますが、往年の成績と比較すると見劣りしてしまいます。
通算成績
登板数 | 投球回 | 勝敗 | 防御率 | 奪三振 |
236 | 224.0 | 15勝13敗 | 3.58 | 233 |
ライアン・クック投手の動画!独特なフォームが特徴
ライアン・クック投手の動画があったので載せます。2018年シーズンのものです。
動画を見た特徴としては、
- 投球フォームが独特
- 球速は早い
- 変化球はチェンジアップ、スラーダー、フォークなど
- 球の回転は早い
- 高めに浮くことが多く、それを打たれやすい
このような印象を持ちました。
私の率直な感想としては、球速は申し分ないのですが、高めに浮いてしまうことが多々あったコントロールの点で不安を感じたのが正直なところです。(0:52のところなど)
果たして日本で適応できるのでしょうか。
日本に適応できるのか予想してみた
日本での適応ですが、現段階ではなかなか厳しいと思います。理由としては、コントロールが一番の不安だと思ったからです。実際に、動画の中でも、浮いた球を打たれている場面がなんどもありました。
ただこれはあくまで、メジャーでの動画を見ただけの完成であり、ボールの違いもありますし、日本での野球が適応できる可能性も大いにあり得ます。
特に、ストレートの伸びは素晴らしいものがありますし、変化球もうまく噛み合わせれば活躍できると思います。
巨人は今オフ、大補強で来年への備えがバッチリですから、ライアン・クック投手がどのような活躍するのかにも注目ですね!
まずはオープン戦での投球を楽しみにしておきましょう
まとめ
2019年シーズンより巨人に入団するライアン・クック投手は、メジャーで活躍した中継ぎ投手で、
2012年には1イニング4奪三振の珍記録や、開幕から5月27日まで無失点を記録、オールスターに選出などの大活躍をしています。
ただ2016年シーズンオフに、トミージョン手術をした影響で、ボールを持つことも厳しくなるほどになってしまい、懸命なリハビリを続けてきました。
ライアン・クック投手の主な特徴としては、
- 投球フォームが独特
- 球速は早い
- 変化球はチェンジアップ、スラーダー、フォークなど
- 球の回転は早い
- 高めに浮くことが多く、それを打たれやすい
私はこのような印象を持ちました。
この中でも、コントロールに不安があり、球が浮きやすい特徴についてが、日本での活躍を左右する一番のポイントになると思います。(実際にメジャーでの動画でも、浮いた球を打たれています)
とは言っても、日本とメジャーではボールも違いますし、かつてはメジャーで輝かしい実績を挙げた投手です。
巨人の大補強の一員として、どのような活躍をするのか、楽しみにしていきたいですね!