年末年始は様々なイベントで盛り上がりますが、もはや新春の風物詩ともいえるイベントは、1月2日と3日かけて行われる箱根駅伝ではないでしょうか?
箱根駅伝といえばもちろん5区山登りは有名ですが、それ以外にも見所はたくさんあります。
そこでこの記事では箱根駅伝2020について
- コースの詳細や距離などを区間別に紹介
- 高低差について図で解説
これらについてまとめていきます。
ちなみにコース概要としては、東京・読売新聞社前~箱根・芦ノ湖間を往路5区間)107.5Km)、復路5区間(109.6Km)の合計10区間(217.1Km)で競われます。
高低差はやはり5区が特徴的で、約19キロの間に800m程の高低差を駆け上げって行きます。他にも6区の山下りや、後半に一気に坂を上がっていく8区も過酷な区間で知られています。
Contents
箱根駅伝2020の往路のコース距離や高低差について
それでは本題の2020年箱根駅伝のコースについてまとめていきたいと思います!
まず1月2日に行われる往路のコースの概要ですが、東京・読売新聞社前~箱根・芦ノ湖間の5区間(107.5Km)となっています。
1区(21.3㎞)・全体を通してほぼフラット
1区は大手前の読売新聞本社前〜神奈川県の鶴見中継所までの21.3kmです。平坦な直線的なコースが長く続くことが特徴です。
勝負のポイントは17㎞過ぎの六郷橋と言われています。
2区(23.1㎞)・高低差約60mの坂を2度登る区間
花の2区と呼ばれる各校のエースが集う区間です。
距離が長いのも特徴ですが、中盤13kmからは「権太坂」という標高差約50mのアップダウンがあることも注目ポイントです。
またラスト3kmには上り下りの繰り返しが待ち受け、体力、精神力、勝負勘、全てが求められる区間です。
3区(21.4㎞)・前区間との高低差約-70m、下りが中心の区間
前半は約9kmの緩やかな下り坂が続く区間です。街を抜けて11kmを過ぎ134号線に出ると正面に富士山、左側に相模湾が見えます。
海が近いので年によっては強い向かい風が吹き、過酷な区間となります。
4区(20.9㎞)・高低差約30mのアップダウン区間
平地区間では一番短い区間です。細かいアップダウンが選手を苦しめます。
2017年の大会から距離が変更(2.4km延長)になったこともポイントとなりそうですね。
5区(20.8㎞)・前区間との高低差約732m
5区は箱根名物の山登り区間です。
国道一号線最高点の標高約874mまでを一気に駆け上るまったく予想のつかないコースです。
また山登りだけが一人歩きして、終始登りだけの区間と思われがちですが、16.2kmの最高地点を過ぎると19km過ぎの箱根神社大鳥居まで今度は一転して下ります。
箱根駅伝2020の往路のコース距離や高低差について
1月3日に行われる復路は、芦ノ湖〜東京・大手町の読売新聞本社前までの5区間(109.6Km)で競われます。
6区(20.8㎞)・次区間までの高低差約-732m
6区は最初4kmを上ってから一気に下りになります。カーブが急でスピードも速いため足への負担も大きく、下りで飛ばしすぎると残り3kmが苦しい難コースです。
冷え込んだ朝のスタートということでコンディション調整もカギです。
7区(21.3㎞)・高低差約30mのアップダウン区間
9キロ過ぎから小さなアップダウンが続く難しいコースです。
山おろしの風で冷え込み、さらに太陽が高くなるにつれて正面からの陽射しが強くなるため気温の変化が一番大きいのも特徴です。
6区同様こちらもコンディションが大切なコースです。
8区(21.4㎞)・前区間との高低差約70m、後半は上りが中心の区間
湘南新道に入ってからアップダウンを含む9kmにわたる上り坂があります。
気温も上がってきて冬場とはいえ体温変化とも戦わなくてはなりません。
9区(23.1㎞)・高低差約50m、2度の登りあり
毎年繰り上げスタート回避の為、最後の力を振り絞る姿が見られる鶴見中継所は毎年様々なドラマが繰り広げられます。
優勝争いはもちろんのこと、シード権争いも勝負どころの区間です。9区は復路の中では最も長い区間です。
10区(23.0㎞)・全体を通してほぼフラット
大歓声の声援を受けながら、中央通り、日本橋を抜け、仲間が待つフィニッシュへ向かいます。
10区では、毎年シード権をめぐる争いは年々激しさを増しており、そこも注目です。
各区間の高低差はどうなっている?
それでは各区間の高低差はどうなっているのでしょうか?高低差について参考になる画像があったので参照ください!
1〜5区の高低差はどうなっているの?
まず往路の1〜5区の高低差です。5区ばかり取り上げられていますが、それ以外も注目すべきポイントはたくさんあります。
引用元:https://www.hakone-ekiden.jp/course/index.html
5区は約19キロの間に800m程の高度を駆け上げって行きます。もちろん波乱もありますし大変も見どころのあるコースですね!
また5区ばかりクローズアップされがちですが、2区もアップダウンは激しくて厳しい区間ですし、4区の断続したアップダウンも選手にとっては難敵です。
復路の6区〜10区は?
続いて6〜10区です。高低差の話となると往路の話が中心になりがちですが、復路も選手を悩ませるコースがたくさんあります。
引用元:https://www.hakone-ekiden.jp/course/index.html
復路の6区もこの高低差を一気に下っていくわけですから、足への負担などは相当なものでしょう。
8区もバテてくる後半に一気に坂を上がっていくので、選手泣かせの区間ですね。
もちろんその他の区間も含めて、そんなコースを走りぬく選手たちは本当にすごいですし、それが箱根の醍醐味ですよね!
各ポイントの通過時間について
さて、現地で観戦される方は各ポイントの通過時間も気になるところですよね!
通過時間についてもまとめてみましたので参考にしてみてください。
1区(大手町・読売新聞東京本社ビル前〜鶴見中継所)
【スタート】東京・大手町(読売新聞東京本社ビル前)>>8:00
- 田町周辺:通過予定時間>>8:10頃
- 品川駅前:通過予定時間>>8:22頃
- 六郷橋周辺;通過予定時間>>8:50頃
- 鶴見中継所(鶴見市交番前):通過予定時間>>9:03頃
2区(鶴見中継所〜戸塚中継所)
- 鶴見中継所(鶴見市交番前):通過予定時間>>9:03頃
- 横浜駅東口周辺:通過予定時間>>9:29頃
- 保土谷駅信号周辺:通過予定時間>>9:38頃
- 権田坂上信号周辺:通過予定時間>>9:46頃
- 戸塚中継所(古谷商事前):通過予定時間>>10:11頃
3区(戸塚中継所〜平塚中継所)
- 戸塚中継所(古谷商事前):通過予定時間>>10:11頃
- 藤沢橋交差点通過予定時間>>10:31頃
- 浜須賀歩道橋周辺:通過予定時間>>10:49頃
- 湘南大橋出口周辺:通過予定時間>>9:38頃
- 平塚中継所(唐ヶ原交差点前):通過予定時間>>11:17頃
4区(平塚中継所〜小田原中継所)
- 平塚中継所(唐ヶ原交差点前):通過予定時間>>11:17頃
- 大磯駅入口:通過予定時間>>11:21頃
- 国府津駅前:通過予定時間>>11:52頃
- 小田原中継所(鈴廣かまぼこの里前):通過予定時間>>12:22頃
5区(小田原中継所〜芦ノ湖)
- 小田原中継所(鈴廣かまぼこの里前):通過予定時間>>12:22頃
- 箱根湯本駅前:通過予定時間>>12:28頃
- 箱根小桶園前:通過予定時間>>13:00頃
- 芦ノ湖ゴール:13:30頃
6区(芦ノ湖〜小田原中継所)
【スタート】芦ノ湖(駐車場入り口)>>8:00
- 箱根小桶園前:通過予定時間>>8:28頃
- 箱根湯本駅前:通過予定時間>>8:50頃
- 小田原中継所(風祭駅前):通過予定時間>>9:00頃
7区(小田原中継所〜平塚中継所)
- 小田原中継所(風祭駅前):9:00頃
- 国府津駅前:9:27頃
- 大磯駅入口:9:58頃
- 平塚中継所(高村不動産前):10:05頃
8区(平塚中継所〜戸塚中継所)
- 平塚中継所(高村不動産前):通過予定時間>>10:05頃
- 湘南大橋出口周辺:通過予定時間>>10:15頃
- 浜須賀歩道橋周辺:通過予定時間>>10:32頃
- 藤沢橋交差点:通過予定時間>>10:54頃
- 戸塚中継所(ウエインズ戸塚前):通過予定時間>>11:14頃
9区(戸塚中継所〜鶴見中継所)
- 戸塚中継所(ウエインズ戸塚前):通過予定時間>>11:14頃
- 権田坂上信号周辺:通過予定時間>>11:39頃
- 保土谷駅信号周辺:通過予定時間>>11:49頃
- 横浜駅東口周辺:通過予定時間>>11:59頃
- 鶴見中継所(鶴見市交番前)通過予定時間>>12:24頃
10区(鶴見中継所〜大手町・読売新聞東京本社ビル前)
- 鶴見中継所(鶴見市交番前):通過予定時間>>12:24頃
- 六郷橋周辺:通過予定時間>>12:37頃
- 品川駅前:通過予定時間>>13:06頃
- 田町周辺:通過予定時間>>13:18頃
【ゴール】東京・大手町(読売新聞東京本社ビル前):>>13:30頃
まとめ
今回は箱根駅伝のコースについてまとめてきました。学生長距離界最大の駅伝とあって、その距離や高低差、規模感に驚かされます。
コース概要としては、東京・読売新聞社前~箱根・芦ノ湖間を往路5区間)107.5Km)、復路5区間(109.6Km)の合計10区間(217.1Km)で競われます。
各区間の距離とおおよその通過時間はこちらです。
- 1区(21.3㎞)8:00スタート
- 2区(23.1㎞) 鶴見中継所9:03頃
- 3区(21.4㎞) 戸塚中継所10:11頃
- 4区(20.9㎞) 平塚中継所11:17頃
- 5区(20.8㎞) 小田原中継所12:22頃
- 往路ゴール:芦ノ湖:13:30頃
- 6区(20.8㎞) 8:00スタート
- 7区(21.3㎞) 小田原中継所9:00頃
- 8区(21.4㎞) 平塚中継所10:05頃
- 9区(23.1㎞) 戸塚中継所11:14頃
- 10区(23.0㎞) 鶴見中継所12:24頃
- 復路ゴール:東京・大手町13:30頃
各コースの高低差についてはやはり5区が特徴的で、約19キロの間に800m程の高低差を駆け上げって行きます。
他にも6区は山下りでかなり過酷な区間ですし、8区もバテてくる後半に一気に坂を上がっていくので、選手泣かせの区間です。
他にも特徴や注目ポイントはありますが私の注目は
- 花の2区と呼ばれる各校のエースが集う2区。
- 最高高低差800m以上を駆け登る山登りの5区。
- シード権争いや繰り上げスタートを回避するための最後の力を振り絞る選手の姿が見られる9区。
この3区間です。どの区間もそれぞれの難所や特徴がありますから、そこに注目していくと更に面白くなるかもしれませんね!